トルコのATM手数料(2022年4月)


トルコの手数料無料ATM

Ziraat Bankasi

イスタンブール空港(IST)内で見つけた手数料無料のATM

到着ゲートを出て左の方へ向かうと、銀行ATMがいくつか並んでおり、その並びの一番左側にあります。難点はリミットが750トルコリラだったこと(たしか...)

とりあえずここでキャッシングして、必要に応じてしないで追加のキャッシングをすると良いでしょう。

あと注意点ですが、2枚目の写真のように「円とリラのレートを事前に決めて、このレートで決済しますか?」という表示が出てきます。

この場合、750リラのキャッシングに対して、後日7,071円の請求が来るという事です。

これは他の国でもATMを利用する際よく出てくる項目なんですが、かなりレートが悪いので絶対にWITHOUTの方を選び、円決済ではなく現地通貨での決済を選んで下さい。

このオファーに同意してはいけません。



稀ではありますが、お店でクレジットカードを使った際にも尋ねられる場合があります。

その場合にも円決済ではなく、必ず現地通貨での決済を選択して下さい。99.9%以上の確率でその方が損をせずに済みます。


HALK BANK

HALK BANK は北キプロスでも手数料無料でした

ING Bank



手数料が必要なATM

※試していないので実際に手数料が請求されるか不明

「手数料〇〇リラ」と固定金額が表示されるATMと「キャッシング額の▲▲%」と表示されるATMの2パターンありました。

以下に紹介する手数料固定のATMもキャッシング額に応じて手数料も変わる可能性があるのでご注意下さい。

Vakif Bank

1,000リラのキャッシングに対して、30リラ(もしくは3%)の手数料


QNB Finansbank

イスタンブール空港内にあったATM。手数料は50リラ

手数料無料のZiraat Bankasiが何らかの理由で使えない場合は、このATMを利用すると良いでしょう。


TEB(Türk Ekonomi Bankası

1,000リラのキャッシングに対して、50リラ(もしくは5%)の手数料が必要でした。


Deniz Bank

1,500リラのキャッシングに対して、75リラ(もしくは5%)の手数料が必要でした。


Bankamatik(市内)

2,000リラのキャッシングに対して、80リラ(もしくは4%)の手数料が必要でした。


Bankamatik(空港)

同じくBankamatikのATMだと思われますが、イスタンブール空港内にあったATMでは2,000リラのキャッシングに対して、100リラ(もしくは5%)の手数料が必要でした。


Türkiye İş Bankası

2,000リラのキャッシングに対して、100リラ(もしくは5%)の手数料が必要でした。


Yapı Kredi

6%の手数料が必要です。


Garanti BBVA

6.99%の手数料が必要です。市内・空港共に同様の手数料でした。




AKBANK

手数料は9.99%と表示されていますが、1,000リラのキャッシングで手数料は95.14リラでした。


バゲージクレームのATM

2,000リラのキャッシングに対して、200リラ(もしくは10%)の手数料が必要でした。
イスタンブール空港(IST)のバゲージクレーム付近に設置されていますが、外に出たら他にもたくさんATMがあるので、ここで慌ててキャッシングする必要はありません。



海外ATMの注意点(各国共通)

海外のATMを利用する場合、手数料には2種類あります。
① 利用するカード会社に支払う手数料
② 現地のATM設置業者に支払う手数料

①に関してはご自身が利用しているクレジットカード(或いはデビットカード)の発行元に支払う手数料なので、規約などで確認して下さい。
これが有料の場合は①+②のダブルで手数料が乗っかる可能性があるので海外キャッシング用に手数料無料のカードを作るのがベストです。
②に関しては実際に海外で利用するATMの使用料として請求されるものです。
これは無料〜1,000円以上と国やATMによって異なります。

当ブログで指す「海外ATM手数料」とは、全て②の手数料であり、①は無料であることが前提となっております。
当ブログで使用しているカードはセディナカード(マスター)です。
※ドバイのみRevolut(VISA)

理由は
・①の手数料が無料
・基本的に海外ATM手数料を自動的にキャンセルしてくれる
・3〜4日後には請求額が確定し、その時点でオンラインで早期返済が可能(つまり利息が少なくて済む)
・VISAよりもマスターの方が若干レートが良い

という4点の理由からです。

ただし、4つ目の理由に関しては私がカードを作った2016年頃に調べた情報なので、今は違うかもしれません。
また、日本の貸金業法により、消費者に対して①は請求できるけど②はNGみたいです。(これはクレカのみ、デビットカードは適応外)
実際、②が有料のATMでキャッシングした場合でも、表示された手数料分はキャンセルされて請求されないことがほとんどですし、「もし②の手数料分が請求された場合もカード会社に要請すれば返金される」といった情報も目にしたことがあります。
このあたりの情報に関しては、間違っている可能性もあるため、正確な情報はご自身で確認して下さい。

しかし私自身②の手数料が請求された(或いは請求されたと思われる)ケースは過去に何度かあります。
でもその都度電話で問い合わせをするのは正直面倒くさい。と考える方が多いと思いますし、そもそもカード会社によっては「どのタイミング」で「どのようなレート」で請求額が決定しているのかが非常にわかりづらく、手数料が含まれているのか否かの判断が難しい場合もあります。

なので、当ブログを参考にしていただき、行動範囲内に手数料無料のATMがある場合は、そちらを利用して少しでもお得に海外旅行を楽しんでいただけたらと思います。

また、当ブログでは曜日や時間は一切考慮していないため、休日や時間帯などの理由により手数料が変動する可能性があることをご了承ください。

最後の注意点として、国を問わず海外ATMでは以下のような画面を目にすることがあります。


これは、アルバニアでキャッシングしようとした際の画面で
「30,000レクのキャッシングに対して600レクの②手数料を請求します」+「上記ATM業者が定めるレートに8.5%を上乗せし、1レク=1.5605円と事前にレートを定めて、30,600レク=47,754円でこの取引を行いますか?」
と問われているのです。

ちなみにこの日のマスターカードのレートは以下の通り


仮に手数料600レク分が加算されたとしても44,278円のはずが、上記取引に同意してしまうと約3,500円も余分に支払う羽目になります。
なので、このような画面が出てきた時は、上記の場合
「PROCEED WITH NO CONVERSION(1レク=1.5605円での両替をせずに続行する)」を選んで下さい

これは国やATMによっては「WITHOUT CONVERSION」や「ACCEPT WITHOUT DCC」などと表示されます。
DCCとは「ダイナミック カレンシー コンバージョン」の略で、その場でカード発行国の通貨(日本発行カードの場合は日本円)に換算して決済を行うサービスです。
現時点のレートに数%を上乗せして決済を行うため、99%以上の確率で損をします。
なので、このような画面が出てきたら、とにかく同意せずに日本円ではなく現地通貨のまま決済することをオススメします。

しかしながら早期返済(セディナの場合)までの数日の間に「○○ショック」のような出来事があり、為替が急激に変化した場合には「DCCに同意した方が結果的に得であった」というレアケースもあるかもしれないので、その辺りはご自身で判断して下さい。


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